4-7. 粘着末端を利用したDNAの連結
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1) DNAの付着と連結
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この反応はDNAの種類によらず起こり、試験管内反応で効率よく進むが、このことが遺伝子工学の技術が拡がった最大の理由の1つ
DNAリガーゼはDNA断片連結以外にも、DNAの環状化、短い標識二本鎖DNAの連結を介するDNAの標識などで使用される
2) DNAリガーゼ反応の実際
補因子は酵素と複合体になってDNA末端に結合する
効率は低いがDNA-RNA、RNA-RNAの連結も行う
3) 同一粘着末端をもたないDNA末端の連結方法
粘着末端の連結に比べて連結効率は低いが、反応させることはできる DNA末端形状の異なるDNAの連結
そのままでは連結させることはできず、以下の方策のいずれかを選択する
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リンカー(制限酵素認識部位+わずかに余分な配列をもつ短い二本鎖オリゴヌクレオチド)は通常非常に行動に加えて反応させるため、反応はよくすすむ 使用前に5'-Pとする必要がある
3. 平滑末端にした跡、ホモポリマー合成法によって別々の末端に粘着末端をつくり、その後ライゲーションを行う 4. DNA内部を別の制限酵素で切断してから連結反応を行う
各メーカーでライゲーション様のキットが販売されている
通常4℃一晩の反応が10分程度で終わる